Dance allows myself being empty
by emptybody
カテゴリ:ひびのたび( 177 )
島からきた 島へかえる


この島で生まれた
そして
ふるさとはあの島

あの島でも
風に吹かれ
海に潜り
涙を流す

あの島で暮らし旅をし
この島を旅し暮らす

おばあはあの島で生まれ
少女の頃に嫁ぎ
船でこの島に渡ってきた

戦いがはじまり
戦いがおわっても
あの島には帰らず
帰ることができず

やっと行けた頃には
浦島太郎のように
おばあになってしまった

孫のわたしは
あの島の
薄暗い便所で
荒い鼻息をたてる豚の夢を、
この島で
初潮がはじまる頃まで
見続ける

土の色
草の色
庭を
家のまわりを
走って逃げる

もう逃げなくてもいい
赤い色がいのちの色

この島でも
あの島でも

逝ってしまったいのちたちが
わたしの足裏を支え
わたしのからだを空から吊り下げてくれる

この島でも
あの島でも
どの島でも


2015年暮来月2日 
日本 大阪
Yangjah
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by emptybody | 2015-12-02 09:00 | ひびのたび
bite
bites

I opened a mosquito screen of entrance door

for seeing off a friend

after a seafood party

while the door was open,

my cat went outside,

some mosquitoes came inside

and bit my body



A bug was able to change

the world

of our relationship

and

I have cried of happiness and pains

for more than 1200 days



I wonder where I am

in reality 

or

in dream

even I am where I longed for



No hot water at an old lady's house

brought 

a new world to me,

I became warm

with a new one,

but still keep on crying and smiling



I open a window everyday

at the new house

to see the past world

which has not been far from now



Smoke of mosquito coil

doesn't seem to work well,

still feel itching with more bites

and

love is alive

here and there

There is no rain today

The wind is

nice enough to walk

along sea.





092614

Yangjah

on Jeju island, Korea

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by emptybody | 2014-09-26 17:54 | ひびのたび
a root of my tooth

Opening pots of bones,
one remains the shape,
the other one has only ashes.

I had a surgery today
to divide a root of my tooth into two roots,
one was pulled out,
and the other one has been remained.
The dental assistant vacuum wrapped it
and handed it to me.

I cried and cried enough to
fill out my own sea.
Even after coming back to Japan,
I still cry for
something to make me ill at ease.

Will you call me
to show you the broken tooth?

05-11-12
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by emptybody | 2012-05-11 20:27 | ひびのたび
대낮 같이 밝은 달아  テナッ ガチ パルグン タラ  

月がまるく浮かび上がった夜空を
屋根の下で
想像する

なんでいってしまったん?
空っぽになったおうちの中で
一日一回
父とわたしはべつべつに泣く

もう大人になったからこそ
おかあさん
おかあさん
と呼びつづけることに
抵抗を感じない

太陽の光が照らす川を越えながら
毎日橋を渡っていた母の記憶が
通りすぎていくたび
やっぱり涙を流す

涙は日々のスパイスで
時間のすべてを
がんじがらめにしているわけではなく

おうちの中で
馬鹿げたテレビに父はひとり大笑いし
自炊率ほぼ100パーセントのわたしは料理に夢中で
ふたりとも外へと足は向かう

わたしは迷いながらも
あたらしい家族をつくりはじめるための
ごっこ遊びのような日々に没頭している

コーンミールをなんとか探しあて
思いつきで
すき焼き鍋にタルト型で
コーンブレッドを焼いてみる
そして缶詰で売られていたらしいビーンズもどきを
大豆を水から煮て作る

きっとハンマたちの世代も
こうやってキムチを作っていたんやなと

どこででも生きていけるねと
日本人じゃないふたりは
たくましさと食い意地を笑いあう

愛が生まれ
憎悪がにじみ出し
戦争に巻き込まれ
天災が起こり
歴史を繰り返す中で
日々を暮らしていく

でもそれは悲惨じゃない
今まで知ったふりしていて本当は知らなかったけど
それはそれでそうあるだけ

今に淡々と向き合い
ぽっかりと開いた穴に呆然とし
以前以上に満月の光にうっとりする

달아 달아 밝은 달아 タラ タラ パルグン タラ
月よ 月よ 明るい 月よ
대낮 같이 밝은 달아  テナッ ガチ パルグン タラ
真昼のように 明るい 月よ

そろそろ
この屋根の下から飛び出し
建物のすき間から
満月を探してみる


2012年夢見月8日
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by emptybody | 2012-03-08 19:59 | ひびのたび
夏の夢


目を覚ますたびに
この夏の出来事が
夢だったのかどうか
わからなくなる

雨上がりの虹も
明け方に輝く満月も
どれも
このからだぜんぶで
受け止めたことは
覚えている

それでも
何が本当に起こったことなのか
わからなくなる

目を覚ますたびに
動物のように眠り
子どものように微笑む
姿をみつける

目を開け
生き物をみつけると
今が夢かどうかなんて
考える間もなく
からだで微笑む

真夜中であっても
明け方であっても
もう高く日が昇っていても



中秋の満月の夕に
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by emptybody | 2011-09-12 17:51 | ひびのたび
for document book of AYAF, Gwangju, Korea


invisible energy sometimes scares us,
but we still have shaky hope
to dance, sing and just exist here

standing on the border
of daily life and extraordinary life,
just listen to breathe deeply

noise of market,
uneven ground,
each shops sell different stuffs of life

we come from different areas of Asia
and stay
at one place
at the same time

ideal oneness is a kind of sweet dream
which keeps on giving us hope
even if we know it's impossible

we still live to die
we still fight to love
we still cry to smile
how foolish we are
how warm we are
and
how strong we are

Yangjah
05/16/11
Japan
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by emptybody | 2011-05-17 00:20 | ひびのたび
知っている I know

ずっとずっと
ことばにならない何かを
あたためつづける

新聞に目を通すと
毎朝涙がこぼれる

冬を越え
春を迎え
夏に向かってゆく
この時に
芽吹きはじめる

もうおしまいだと覚悟を決めた時
カサカサと音がして
目を開けると
あの人は木に登り
月が見えるという

胸のほろ苦さに甘さがひろがる

終わりがみえているからといって
目をそむけるなんてできない
いつか死ぬことがわかっているからこそ
今を生きられるのだから

ぬくもりを感じあうことに
ただ夢中になる時があってもいい

そして
かたちにしがみつかずに
変わりゆく波に
ただ乗ってしまえばいい

いつか
もうすぐ
ひとりで旅立つことも
知っている
ほんとはずっと
知っていた



05/16/11
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by emptybody | 2011-05-16 21:29 | ひびのたび
japan-sea-korea

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ゆれつづける
うごきつづける


Panstar Dream
from Osaka to Busan
04/06/11-04/07/11
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by emptybody | 2011-04-08 10:30 | ひびのたび
つづく

次の生に移行する
こころの準備は
できていたけれど

まだまだ
今の生から
離れられずにいる

冷たい風が吹く
あたたかい日が照らす

恋が変わるたびに
死に
生まれ
輪廻を繰り返す

眠りに浮かんでいると
恋しいと
遠くから声がする
そして
眠れなくなる

この生は
まだ
終わっていませんか
まだまだ
続きますか

一喜一憂するのには
もう疲れ果て
それでも
愛しているという文字に
胸がひろがる

もうわたしには
どうしようもすることはできないから
ただただ
目の前で起こっていることを
見つめる

すべてを手放してしまうほど深く
息をはきながら
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by emptybody | 2011-03-09 20:55 | ひびのたび
言葉を食す


眠くて眠くて
ただ起きているために
朝から食べつづけ

言いたいことを
口にせず

雨が降りはじめ
乗りそこなった電車を空に見送り
次の電車に
会いたくて
会いたくない
人をみつける

この生で
今までどれだけのひとを
ふりまわしてきたのか
飽きもせず
反省をしてみたりもして

それでも
自分もおなじように
ふりまわされているのだから
おあいこなのだと
今ごろになって気づく

愛する勇気がないのならば
さようなら

わたしの過去と今と未来が
お告げのように
言葉で紡がれるのを
からだで浴びながら
踊る

笑いがこみあげてくる

いつも
今ここではない場所に呼ばれ
今の恋の終わりと新たな恋の予感から目をそむけることができず
このかたちではない生き方に少しだけあこがれを抱く

ただ笑える

いちばん伝えたい言葉を
発することなく
呑み込み
雨の夜を歩く

03/06/11
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by emptybody | 2011-03-07 00:30 | ひびのたび